1.今回の記事は…
ミライエコール代表のセナです。
2024年最初の記事である今回は、ミライエコールが現在行っている活動であるこのウェブメディアの運営、調査事業、イベント開催の3つ(下図参照)のうち、2つ目の調査事業について記事で取り上げてみます。
いつも活動報告として調査事業について報告していますが、ここでは私たちが調査にかける思いも含めて、まとめて説明しようと思います。
2.調査事業の概要
まず、この調査事業で調べたいことは、主に「日本の高校は生徒が自分の意見や思いを言いやすい環境と言えるのか」「そのような環境は何によって成立しやすいのか」ということです。
調査の目的は、主に以下の2点です。
①データを得ることによって私たちの問題提起に数的な根拠を持たせること(詳しくは後述します)。
②団体として高校のより具体的な現状を理解することで、より有効な活動を行うこと。
調査の対象は高校生で、規模は数千人単位を目指しています。
調査方法は、学校や教師を通して生徒に配付してもらうことを予定しています。
時期は、今年の2月~3月での調査実施を目指し、5月には結果を発表することを目指しています。
そして、この調査事業は、東京大学教育学部の教授と院生の方にお願いをして、ご協力いただいています。ミライエコールメンバーの知識だけでは大規模な調査事業を行うのは難しいと考えたため、お願いするに至りました。質問票の内容や実施方法について、話し合いながら調査の準備を進めています。
3.なぜ調査事業をやろうと思ったのか
私たちは、昨年の6~7月に、団体理念(下図参照)の再考を行っていました。
その時に、私たちの問題提起には数的な根拠はないのではないか、という壁にぶつかりました。少なくともブラック校則や教師の不適切な指導が報道されている以上、私たちが提起する問題意識は間違っていないと考えていますが、いったいどのくらいの人が学校生活で自分の意見や思いを教師に伝えられていると考えていて、その場合の学校の傾向にはどんなものがあるのか、といった具体的なデータがほしいと考えたのです。このデータがとれれば、今まで見えにくかった学校の問題が明確になるという意味で、とても画期的なものになるはずだと考えています。
4.調査実施後どうしたいか
得られた結果は、上述したように今回の調査にご協力いただいている東京大学の教授と院生の方とともに分析を行い、結果をこのウェブメディアに掲載する予定です。また、この調査を新聞、テレビなどのメディアにも取り上げられるようなものにしていきたいと考えています。先ほど述べた通り、今まで見えにくかった問題が明確になるはずなので、この調査結果を広い範囲に共有する意味は大いにあると考えています。今回の調査事業を通して、ミライエコールとして、団体の知名度と信頼度を上げていきたいと思っています!
ミライエコールの調査事業が今後どのように進み、どのような結果が出るのか、お待ちください!!!
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