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【コラム】なぜ英検に取り組む必要があるの?中高生が英検に取り組むべき理由はこれだ!

はじめに

こんにちは、ミライエコールメンバーのてるです。

今回は中高生から取り組んでいる人の多い英語資格についてその種類や概要、中高生の年代で取り組む必要性などをお話ししていきます!

今回扱う英語資格は「英検」です!おそらく中高生のなかで一番メジャーな資格なのではないでしょうか。

英検の制度・仕組み

英検とは、正式名称「実用英語技能検定」という公益財団法人日本英語検定協会が主催している英語検定の1つです。(以下は英検と表記します)

英検の公式ホームページでは、英検について以下のように紹介されています。

「英検は幅広い世代が受験する国内最大級の英語検定試験で、1級から5級まで、7つの級があります。試験内容は身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な題材まで、実際に英語を使用する場面を想定し、出題しています。」

以上でも説明されているように、英検には5級から1級までの7つのランクが存在します。それぞれのレベル感は下の図のような感じです。(英検公式ホームページより抜粋 https://www.eiken.or.jp/eiken/about/ )

*2025年度からは準2級と2級の間に31年ぶりに新しい級が設置されることが決定しています。背景としては2級と準2級ではレベル感が離れすぎているという声が兼ねてから寄せられており、データとしても難易度のギャップが浮き彫りになったことが挙げられるようです。新しい級のレベルのイメージは下記の図のような感じだそうです。(英検公式ホームページより抜粋 https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230929_info_newgrade.pdf)

まさに準2級と2級のギャップを埋めるような級になることが予想されますね!

筆者も高校2年の秋から3年の春にかけて英検1級に挑戦し、合格しました。覚える単語量が膨大だったことを覚えています!

英検は大学受験などに活躍します。逆にいうと大学進学以降はあまり評価されるところは少なくなるように思います。就活などではTOEIC、留学などではTOEFLやIELTSが評価の対象となることが多いため、英検よりも優先して取り組むべき資格試験が増えてきます。なので英検はぜひ中高生のうちに打ち込んでおくことをお勧めします。そして、大学受験の際ににフル活用できるようになれると良いですね。もし大学受験をしない場合(内部推薦など)でも英検は評価されるはずです。

英検の特色

  • 単語量

英検の特徴としては単語量に大きな比重が置かれていることがあります。読解の問題では単語の意味を文脈で問う問題が半分ほどを占めています。級が上がるにつれて単語の難易度も大きく上がるため、英語が少しできるからといって対策をしないでいると普通に落ちてしまいます。

  • 取り扱うテーマの難しさ

文章に関しても、リスニング問題に関しても、スピーキング問題に関してもとにかく扱われるテーマが多岐に渡り、理系の分野も文系の分野も関係なく聞かれますのでなんとなくで問題を解くことが難しいです。着実な英語の理解力が要求されます。逆に歴史や化学、生物などに知見があると文章の途中でも内容がわかるなどといった事もあります。英語を介した幅広い教養力が求められるのが英検であると言えます。

またこれらの特徴は級が上がるにつれて顕著になっていきます。

英検流自分の意見の伝え方

英検には2次試験にスピーキングの試験があります。これらの試験では自分の意見や経験を通して話す英語力を評価されることになります。これは特に英検準1級や1級においてですが、英語でスピーキングを行う上で特に重要なのは以下の2つです。

  1. トピックに関しての最大限の知見があること。社会一般で議論が止まないトピックに関しては賛成意見と反対意見について知っていることが望ましい。
  2. そのトピックに関して自分の考えを持っていること。

スピーチを行うということは最低限それに関しての知識があることが求められます。つまり教養が必要になります。それは新聞を読むなどでも身につけることができますが、世の中の出来事に常に関心を持ち続けることが重要です。またそれに関して自分の意見を持っていることが重要です。自分は賛成なのか反対なのか、またどういった根拠からそう思ったのか…などなど。それらを簡潔に英語で伝える必要があります。一見難しく思えるかもしれませんが、実は効果的に発言する人というのは上記のプロセスを母国語(大半は日本語)で日常的に行っているのです。英検の勉強を通してこれらの練習を積めば様々なテーマに触れることで教養が身に付いて一石二鳥ですね!

これらのプロセスには、自分の意思をはっきり伝えることにおいて大切な要素が詰まっています。自分の意見をいうのが苦手、意思を伝えるのが難しいと思う人の中には、まず相手に伝えた経験が少ないという人も多いのではないでしょうか?

英検は英語の勉強をしながら相手に意見を伝える絶好の練習機会だと筆者は考えています。英検の面接官はあなたの意見を求めています。そしてあなたの考えを深掘りしてくるのであって、あなたの意見を否定してくることはありません。あなたの考えが何であれその言語化自身が重要視されるのです。

私も元々は大勢の前で話すことや英語を話すことには苦手意識がありました。それは英語の勉強を中学生の頃に真面目に取り組んでいなかったので、英語で話すことが苦手だったのです。だから何度も何度も話す練習をしました。そしてその中でスピーキングで簡潔に自分の意見を伝え、なぜそう思うのかという理由を論理立てて話すようになりました。英検は英語を身につける以上に自分の意思や考えを効果的に伝えることの練習となりました。

(また幅広いトピックの文章に触れる中で面白い教養や知識も身に付きますしね)

だからこそ、今の中高生には積極的に英検に挑戦して欲しいと思うのです。英語が得意な人は、ぜひ1級に挑戦してみてもいいと思います!

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